3月から始めた手縫い教室。
ぼちら、ぼちら基本の課題を終えられて自由制作に入られてる方が出てきたので、応用の課題も少しづつ用意していってます。
クチュールセリエ(サドルステッチ)と呼ばれるフランス伝統の手縫い技法で、菱錐(ひしぎり)という錐で一目一目穴を開けながら縫っていきます。
単に”手縫い”というだけなら、実は教わればその場で出来てしまいます。
でも、この”クチュールセリエ”の本当のやり方をものにするには結構時間がかかります。
これが出来るようになると、特に鞄のように立体的なものを作る際には劇的に作り方が変わってきます。また、無駄に縫い目を広げることがないため、ステッチの美しさにも、鞄の寿命にも影響してきます。
教室では、6課題ある基本課題の最後の6課題目で挑戦していただいてます。
当初、「絶対無理!」って思われたそんなやり方をぎこちなくも少しづつ、少しづつ縫い進めていかれる様子が見れると、とてもうれしいものです。
あまりに簡単に使い回される「一生もの」という言葉。
実は簡単には作れないものだったりします。。。